蛍の幼虫の写真（2005/05/02撮影）

土の中の幼虫をより分けています。ハシでつまむと、ダンゴ虫の様に丸まります。 サナギになる直前のセイか、動きは非常に鈍いです。 「眠いンだから、起こすなよォ～！」なんてボヤキでも聞こえて来そう。

あんまりつつくと、成虫になった時に、変形してしまうとのことなので、静かに観察します。（みなさんもつつき回さないよう気をつけましょう。つい、気に成りますけどね。） よくよく見ると、もぞもぞ動いています。 これが蛍にフ化すると思うとちょっと可愛いような気もしてきますね。

お届け用のケースに入っています。 今は入れたばかりなので、土の上にたたずんでいますが、お届けの頃には、土中にもぐってしまいます。 後は土が乾燥しすぎないように霧吹きなどで適度な湿気を保ち、フ化を待ちます。

蛍の幼虫を捕獲した担当者の話によると。水辺で蛍の幼虫が、川の外へ出ようか出まいかと、もぞもぞしているところを、すっと大きな魚が横切り、バクバク食べ始めたらしいです。 ・・・自然の驚異ですね。「まって！それは蛍だから！あの蛍なのよ！」って、魚はそんなこと知ったこっちゃない。「だって餌だもん」という感じなのでしょう。他の餌同様にバクバク食べられる蛍の幼虫たち。 魚の方は「この幼虫はちょっと食べ飽きたな・・・たまには違うのが食べたい」だとか贅沢こいてるのかも。自然というのは、実にシビアです。食物連鎖というのものに、ふと思いを馳せました。

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